一人飲みの原点は鳥貴族

仕事終わり、誰の予定にも合わせず「今日はちょっと一杯だけ」と思ったとき、真っ先に足が向くのが鳥貴族です。カウンターに座って一言頼めば、あとは焼き鳥とビールが順番に運ばれてくるだけ。この気楽さに、かれこれ10年お世話になっています。飲み屋の話を書くなら、まずここから始めないといけません。

一人で飲みに行く習慣自体、鳥貴族から始まったと言ってもいいくらい原点の店です。昔は一品税込300円くらいだった記憶があるんですが、今の物価高でも税込390円で踏みとどまっているのは正直えらいなと思っています。国産国消を掲げてこだわったメニューを、この価格帯で出し続けているのはなかなかできることではありません。

一人客への配慮もちゃんとしていて、カウンター席が用意されているのがありがたいところ。ふらっと入って一人で飲んで帰れる店って、実はそんなに多くないんですよね。「今日、鳥貴族行こうかな」というハードルの低さこそが、10年通い続けている一番の理由な気がします。

いつものルーティンはだいたい固定

正直に言うと、鳥貴族に行くと毎回だいたい同じものを頼んでしまいます。理想の型はこれです。

  • スピードメニューから1品
  • 揚げ物から1品
  • 焼き鳥から2品
  • 飲み物3品

冒険しないのかと言われると、まあその通りなんですが、それだけ「これを食べに来ている」という定番ができているということでもあります。

スピード: ホルモンネギ盛りポン酢

鳥貴族のホルモンネギ盛りポン酢。砂肝やハツをボイルして刻みネギとポン酢をかけた一皿

砂肝やハツをボイルして、たっぷりのネギをのせてポン酢をかけたスピードメニュー。ここに山椒をたっぷりかけると、ピリッとした痺れとポン酢の酸味が効いて、一杯目のビールが一気に進みます。頼んですぐ出てくるので、席に着いたらまずこれ、が自分の中のお決まりです。

揚げ物: トリキの唐揚げ

鳥貴族のトリキの唐揚げ。だしが効いた胸肉の唐揚げが紙の上に盛られている

衣はサクッと軽いのに、噛むと中からじゅわっと出汁の効いた肉汁があふれてくる胸肉の唐揚げ。揚げ物なのに後味がさっぱりしているので、いくつでもいけてしまうのが好きなポイントです。気分によってチキン南蛮やとり天梅肉ソース添えに浮気することもありますが、結局この唐揚げに戻ってくることが多いです。

飲み物: メガ金麦

鳥貴族のメガ金麦。MEGAとロゴが入った大きなジョッキになみなみと注がれている

飲み物はメガ金麦一択です。ジョッキがとにかくでかくて、それでいて第3のビールだとちゃんと表示してくれる潔さも含めて、なんだかんだこれに落ち着きます。対抗馬はメガハイボールですが、勝率はかなり低いです。ちなみにドリンクならミックスジュースも普通にうまいので、飲めない日はこれに逃げています。

焼き鳥: むね貴族焼スパイスともも貴族焼たれ

鳥貴族のむね貴族焼スパイス。串焼きにされた鶏むね肉とねぎが並んでいる

鳥貴族のもも貴族焼たれ。たれが絡んだ鶏もも肉の串焼きが黒い皿に並んでいる

焼き鳥は「もも貴族焼たれ」と「むね貴族焼スパイス」の2本立てが鉄板です。ももはたれ一択で、一味をたっぷりかけるのが好み。香ばしく炙られたたれが焦げて、脂の甘さと絡む瞬間がたまりません。ここは絶対に譲れません。むねはさっぱりしている分、スパイスのパンチとの相性が抜群です。ももスパイスも試したことはあるんですが、むねの方がしっくりきました。むねの串がもも串より少し大きめなのも地味に嬉しいポイントです。

気になる点はオペレーション次第

大きな不満はほとんどないんですが、強いて言えば商品によってオペレーションに左右される日があることでしょうか。とり天の衣がやたら厚い日があったりとか、その程度です。期間限定メニューでたまに「あれ?」と思うことがあるのも、オペレーションがまだ成熟していないタイミングに当たっているだけだと思っています。最近は外国人スタッフの方も増えていて、店長さんが忙しそうにしつつも元気に回している様子を見ると、こちらも応援したくなります。

一人飲みにも会社の飲み会にも使える

一人でふらっと寄るのはもちろん、人数を揃えて会社の飲み会で使うこともあります。食べ飲み放題にすれば、普段は頼まない商品を開拓するいい機会にもなるので、固定ルーティンから抜け出したいときはこっちを使う手もあります。店によっては昼から営業していて助かる場面もある一方、立地によってはかなり混むので、そのあたりは店舗次第という感じです。一人でしんみり飲みたい日も、大人数でわいわいやりたい日も、とりあえず鳥貴族と言っておけば受け止めてくれる懐の広さは、他ではなかなか代えがきかないところだと思っています。

まとめ:もし今日行くなら、まずこの4品を

平均すると3,000円くらい、4,000円まで使えばかなり満足感のある一人飲みになります。10年以上、月一ペースくらいでは通い続けているので、自分の一人飲みを支える重要なピースであることは間違いありません。正直、比較できる焼き鳥チェーンが思い浮かばないというのも大きくて、個人店で気に入っているところはまた別であるものの、チェーンとしてはだいぶ一強という認識でいます。

もしこの記事を読んで「今日、鳥貴族行こうかな」と思ってもらえたなら、迷わずホルモンネギ盛りポン酢→唐揚げ→もも貴族焼たれ・むね貴族焼スパイス、この順番で頼んでみてください。これさえ押さえれば、まず外しません。他におすすめのメニューがあれば、ぜひ教えてほしいです。