この記事について
転職を考えている方に向けて書いています。
私は今まで転職を2回しています。今回は、その方法と、何を基準に会社を選んできたかを実体験ベースで書いていきます。
転職の入口はいくつかある
転職の方法は、大きく分けると次の4つがあると思います。
- 自分で直接応募する
- 転職エージェント経由で応募する
- スカウトを受けて応募する
- リファラル(社員紹介)で応募する
私の場合、1回目の転職はリファラル、2回目の転職はエージェント経由でした。それぞれのタイミングで思いや条件が違っていたので、使う方法も自然と変わった形です。
採用する側にも立ったことがある身として一つ伝えておくと、面接で熱意や思いが見えている方は、単純に魅力的に映ります。逆に、金銭面の条件アップだけが見え透いている方は、一度冷静に自分の市場価値と照らし合わせてから進めることをおすすめします。条件だけを追いかけていると、面接の場でもその意図が伝わってしまうことが多いからです。
1社目: 中小IT企業で感じた年功序列の壁
もともと1社目は、新卒で中小IT企業に入りました。雰囲気としては典型的なレガシー企業で、年功序列の色が強い会社でした。
特にきつかったのは、自分の方が役割としては大きいポジションを任されているのに、給料はなかなか上がらないという状況です。年上の方とプロジェクトを組むことも多く、役割と評価のねじれの中で仕事をしているうちに、精神的にはかなりすり減っていったと思います。
1回目の転職: 友人紹介のベンチャーへ
1回目の転職は、友人の誘いで、仲間内で立ち上げたベンチャー企業にIT担当として入りました。裁量もあり、新規事業を任せてもらえる環境で、ここでの経験は今につながる大きな糧になっています。
ただ、コロナ禍に入ったタイミングで会社の運営自体が怪しくなり、投資対象だったIT事業も縮小されることになってしまいました。自分の意思や成果とは関係のないところで環境が変わってしまう、というのを初めて経験した出来事でもあります。
2回目の転職: エージェントにおまかせした結果
2回目の転職では、転職エージェントを利用しました。理由は、業界に対する強い希望があったわけでもなく、事業側に関わりたいのか、1社目のようなSIer寄りの仕事をしたいのかも定まっておらず、そもそも自分の市場価値がどの程度なのかも分かっていなかったからです。そのあたりを含めて、エージェントにおまかせした形になります。
結果として、自分が想定していた以上の企業とマッチングしていただき、率直に「こんな選択肢もあったのか」と面白く感じたのを覚えています。自分一人で情報を集めていたら出会えなかったであろう企業と話ができたのは、エージェントを使ったからこその収穫でした。
私が会社選びで優先している3つの軸
ここまでの経験を経て、今の私が会社選びで大事にしている軸は、優先度順に3つあります。
1. ワクワクするか
一番はここです。正直、仕事はしなくていいならしたくありません。ただ、同じ収入を得るなら、ワクワクしながら働きたいというのが率直な気持ちです。それが目的なので、多少大変でも楽しい方を選ぶ、というのが私のスタンスです。
2. 待遇
二つ目は待遇です。自分の市場価値と、実際に提示される条件との乖離はやはり気になります。ただこれは「楽をしていっぱい貰いたい」という話ではなく、一般的に見て価値のあるポジションであれば、それに応じて評価してほしいという話です。逆に言うと、2社目のベンチャーのように、楽しさや自分の成長につながる実感があれば、多少の待遇面には目をつむれる要素でもあります。
3. 働きやすさ・裁量・評価
三つ目は、働きやすさや裁量、評価のされ方です。1社目で経験した年功序列や、裁量を与えられない働き方、そして昨今のリモートワークのような働き方の自由度も、ここに含めて見ています。
成果でちゃんと評価されないと、自分の中でモヤモヤが溜まり、結果的に働きやすさそのものが下がってしまいます。リモートワークについては、関わる人全員が意識を高く持てているなら、悪い制度だとは思っていません。最近は出社回帰の流れも強まっていますが、それ自体が全て善とも悪とも思いません。要は組織全体の雰囲気や意識、成果の出方次第だと思っていて、私のチームで言えば、在宅であっても成果はそこまで変わっていませんし、エンジニア目線では在宅の方が作業が捗る場面もあります。自由と裁量を持った働き方ができることは、私にとって明確にプラスです。逆に、こうした背景を汲まずに一律で出社回帰を進められると、これまでの働き方や成果そのものを否定されているように感じてしまう人もいるはずだと思っています。
結局、転職はした方がいいのか
個人的な結論としては、実際に転職するかどうかは別として、自分の市場価値を知っておくことは大事だと思っています。
例えば、市場的にはやや安めのポジションでも、働きやすい環境が好きだから続ける、というのであればそれでいいと思います。ただ、自分と同じ役割で、他社では平均プラス100万円もらえるとしたら、一度は考え直したくなりませんか。転職すべきかどうかは一概には言えず、待遇・環境・裁量など複数の観点を総合して判断するものだと思っています。
転職は何を使えばいいのか
最後に、方法選びについて私の考えを書いておきます。時間がなく、効率よく転職を進めたい場合は、エージェント経由がおすすめです。自分では知らなかった企業とのマッチングも期待できますし、エージェント自身も内定・定着によって報酬を得る仕組みなので、こちらのために動いてくれます。
一方で、時間に余裕があるなら、直接応募もおすすめです。こちらのやり方については、また別の記事で詳しく書きたいと思います。
まとめ
転職を2回経験してきて、方法も理由もそれぞれ違いましたが、共通して大事にしていたのは「ワクワクするか」「待遇」「働きやすさ・裁量・評価」という3つの軸でした。
- 転職の入口には、直接応募・エージェント・スカウト・リファラルがある
- 条件だけを追いかけず、まず自分の市場価値を知っておくことが大事
- 時間がなければエージェント、時間があれば直接応募がおすすめ
これから転職を考えている方にとって、会社選びの軸を考えるきっかけになれば嬉しいです。